この記事では、すずめっきについてご紹介します。

概要

はんだ付け性が優れているので接合に適しています。融点が231.9℃と低く柔軟性と潤滑性があり、有機酸による腐食がないという特長もあります。

用途としては、電子部品のはんだ付け、端子やしゅうどう部品の摺動部、窒化防止用のめっきとして用いられています。

光沢すずめっき 製品事例 スプリングワッシャ

特徴

めっきの種類特徴
酸性浴:硫酸浴のすずめっき

(光沢めっき)

銀白色の優美な外観で、有機物が多く吸着されており、結晶粒子を微細にする働きがあるので、皮膜硬度が高くなり耐摩耗性に優れています。
酸性浴:硫酸浴のすずめっき

(半光沢めっき)

皮膜中のカーボン量が少なくウイスカーが出にくいことが挙げられます。リフロー(半溶解状態)するとウイスカがよりでにくくなります。
アルカリ浴:アルカリ浴のすずめっき均一電着性、付き廻りに優れています。一番皮膜が柔らかい皮膜です。排水処理は容易です。用途としては圧着端子、スリーブ、ヒューズなどで多く用いられています。

写真提供・引用元 ”コダマ 錫メッキ

 硫酸浴:光沢すずめっき 端子製品事例


 硫酸浴:半光沢すずめっき 端子製品事例
おすすめの記事