その他 プラスチックにもめっきすることは可能です めっきは一般的に金属に行うことが多いのですが、自動車業界などでは昨今の軽量化に伴い、プラスチックにめっきをするケースが増えています。 自動車のバンパーなどは代表的なものです。ABS(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレンの3種類で構成されるプラスチック)という素材が一般的ですが、さらに強度を高めるためにポリカーボネート... 2024年3月25日 岡本 達裕
事例 精密部品には無電解ニッケルめっき コピー機の調子が悪くて直そうとしていたら代表的な無電解ニッケルの製品を見つけました。コピー機の紙を送るシャフトです。 コピー機の紙を送るシャフトは無電解ニッケルが施されています。無電解ニッケルめっきはその名の通り電気を使わないめっきです。電気を使わない利点は電気によるめっきの厚みの違いを作らない=すべての部位で同じ膜厚... 2024年3月13日 岡本 達裕
コラム バーべキューの網はクロムめっき 先日、とある方からバーベキューの網はなぜくっつきにくいのかを聞かれました。網には多くの場合にクロムめっきが施されています。 クロムめっきには大きく分けて3つの特徴があります。この特徴が肉をくっつきにくくしていると思われます。 ①融点が高い クロムめっきの融点(溶ける温度。氷ならば0℃というのはご存知かと思います)は19... 2024年3月10日 岡本 達裕
めっき基礎 表面処理とは?(めっきは表面処理の1つ) この記事では、表面処理の概要について、表面処理でのめっきについて、ご紹介します。 目次 表面処理の目的 表面処理の処理方法と目的 材料表面に生じる現象による表面処理の分類 表面処理を選択する上での注意点 表面処理の目的 表面処理を行う目的は、「製品に対して何らかの機能を付加する」ことです。 機能の例は、以下のとおりです... 2024年2月26日 岡本 達裕
コラム ユニクロめっきよりも耐食性の高いめっき 最近のお客様からの質問がこれ(首題)でした。 ユニクロめっき=亜鉛めっきのユニクロ(青色もしくは光沢クロメート)の処理のことです。 この処理のJIS規格(塩水噴霧試験における白錆発生規格)は8時間程度であり、耐食性が強いとは言い切れません。それに対し一般的な6価黄色クロメートは72時間であり、9倍もの耐食性の差がありま... 2024年2月23日 岡本 達裕
事例 ダイクロ(3価イエロークロメート) 6価クロメート外観に限りになく近づけた外観を持つダイクロ(3価イエロークロメート)を安定的に量産しております。サイズ、形状のちょっとした違いに対して識別可能な皮膜を提供します。 用途としては、形状の良く似た右、左を識別しなくてはいけないものやミリサイズとインチサイズを分けなくてはいけない製品に対し、安価で安全な3価クロ... 2024年2月20日 岡本 達裕
めっき基礎 合金めっきとは この記事では、合金めっきについてご紹介します。 概要 合金めっきは2種類以上の金属を同時に析出させるめっきです。 合金化することで、耐食性の向上やすずめっき品の短絡防止、単体めっきに似せた外観などの性能を出せることができます。また、合金の比率によっても性能が変わります。 特徴と用途 代表的なめっき 特徴 用途 亜鉛ー... 2024年2月8日 岡本 達裕
めっき基礎 クロムめっきとは この記事では、クロムめっきについてご紹介します。 目次 概要 特徴 用途 概要 クロムめっきは少し黒みがかった深い光沢があり、耐食性も強いめっき皮膜です。 装飾としてのクロムめっきは下地にニッケルめっき等を実施し、薄くめっき付けします。 クロムめっき品は装飾用だけでなく、工業用にも使用されます。工業用めっきはその硬さか... 2024年2月8日 岡本 達裕
めっき基礎 ニッケルークロムめっき(多層めっき)とは この記事では、ニッケルークロムめっき(多層めっき)についてご紹介します。 目次 概要 特徴 用途 概要 ニッケルめっきそのものは耐食性が強いのですが、ひとたびキズが入ったりするとその素材の腐食速度を速めてしまうことがあります。(特に鉄素材) まためっきは一般的に光沢が強いほど、耐食性は悪くなる特性があります。 (光沢剤... 2024年2月8日 岡本 達裕
めっき基礎 亜鉛めっきとは この記事では、亜鉛めっきについてご紹介します。 目次 概要 特徴 用途 亜鉛めっきのクロメートとは 概要 亜鉛めっきは非常に強い耐食性を持っためっき皮膜です。 亜鉛めっき自身が酸化することで下地の酸化を防ぎます 安価でキズがついても耐食性を保てるため、建築物、輸送機器(自動車、鉄道等)のような長期で屋外にさらされるよう... 2024年2月8日 岡本 達裕