この記事では、金めっきについてご紹介します。
概要
金めっきは、黄金の優美な色調があり、電気伝導性と熱伝導度が優れ、大気中で酸化されにくいめっき皮膜です。
純金めっきと金合金めっきがあります。
金は存在そのものが価値となり、安全性や信頼性に優れています。
硬質金メッキ加工 電気接点部品 Y型端子
純金めっきの特徴
- 金は大気中で加熱しても酸化しない唯一の金属
- 純金メッキ(金純度99.99%)は、金純度や結晶状態の安定性が要求され、ボンディング性に優れています。
- 熱、圧力、及び超音波をかけると容易に金線やアルミニウム線に接合可能で金スズ半田の濡れ性も良好です。
- センサー・計測機器部品・半導体製造装置部品など様々な用途があります。
純金メッキ加工製品事例 リードフレーム
硬質金めっきの特徴
- 硬質金めっき(金純度99.5%程度)は、金の中に微量のコバルトなどの添加物を入れて、これらの共析物により金の特性を失うことなく、硬さや耐摩耗性を高めた金メッキです。
- 皮膜硬度は、Hv硬度150~170と高く、耐摩耗性に優れています。
- 電子部品・コネクター・スイッチ・スリップリングなどの電気接点部品など様々な用途があります。
硬質金メッキ加工事例 リング
硬質金メッキ加工事例 装飾用途 祭事製品
写真提供・引用元 ”コダマ 金メッキ”