この記事では、装飾性(外観を美しく)についてご紹介します。
概要
品物を美しくしたいというのは誰でも思うところです。
意匠性があることで、人は美しいと認識できます。めっきはその薄い皮膜で外観を変えることができます。
例えば、金めっきは鉄や銅の品物を黄金色に輝かすことができるのです。その他にも、淡いピンク色を出したいのであれば、金と銅を合金化させたピンクゴールドなど、多くの外観を作り出すことができます。
多くの装飾めっきで下地にニッケルめっきが施されます。
特徴
代表的な装飾めっきの特徴は、以下の通りです。
装飾性を持つめっき | 特徴 |
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金めっき | 装飾めっきの代表的めっき。黄金色になる。一般的には下地にニッケルめっきを施す。 |
銀めっき | 明るい白色系の光沢のあるめっき。金と並んで記念品などにも使用される。 |
金ー銅 合金めっき | 淡いピンク色が特徴で、ピンクゴールドと呼ばれる。ネックレス、時計のバンドなどに使用される。 |
ニッケルークロムめっき | 硬さ、耐食性を併せ持ち、黒っぽい光沢になる。多くの品物に使用されている。 |
亜鉛ー銅 合金めっき | 金に似た色が出せる。金と比較すると若干ながら黄色みがある。金と比較すると安価。 |
用途
代表的な装飾めっきの用途は、以下の通りです。
装飾性を持つめっき | 用途 |
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金めっき | 装飾品、アクセサリー |
銀めっき | 洋食器、装飾品 |
金ー銅 合金めっき | アクセサリー、時計 |
ニッケルークロムめっき | 水栓金具、家具類自動車外装 |
亜鉛ー銅 合金めっき | 装飾金具 |
金めっき
銀めっき
金ー銅合金(ピンクゴールド)めっき
ニッケルークロムめっき
亜鉛ー銅合金(真鍮)